負けた女 - 赤坂ランチ

久々に連絡をくれた人と一緒に食事をした。なんで突然いまの時期に、そしてなんでこの私に連絡してきたのかは会った後になっても不明のままだった。でも、ずっと今までの、音信不通の関係よりは、こういう風にたまに連絡を取れあえる仲がいい。

私の友人の中には、付き合わないならもう連絡とらない、なんて人がいる。確かに学校も職場も違うと接点がなくなり、自然消滅になってしまう可能性も大いにあるんだが、わたしは袖振れあうも・・・という感覚がスキだから、どういう関係であったとしても、たまには連絡をとりたいと思う。

食事はヒルズにてイタリアンを。あまりにも久々すぎて、前の日から服装で悩んだり、話す話題で悩んだり。きっと取り越し苦労なだけなんだけど。えぇ、実際、単なる架空の苦労にすぎなくて、彼のほうは話題が豊富で、一緒にいて楽しい気分、心地よさを提供してくれて、本当に楽しかった。

前菜

ピザ

充実した時間で、たまにはこういうのもいいなって正直思った。

そしてピザがとてもおいしかった。

帰りがけに、今度また食事をする約束をした。
そのきっかけは、私は最近またピザ好きになっていて、よくピザを食べに行くことを告げとると、おいしいお勧めのお店があるから行こうという話になったのだ。店名を聞くと、私が知っている中目黒のお店や恵比寿のお店ではなかった。

彼は忙しい人のようで、約束をすると、早速手帳に私の予定を書き込んでいた。ふと目をやると約束の日付に「pizza」と。そっか「わたし」じゃなくてpizzaなんだ。と思うと寂しかった。

家に帰って、布団の中でわたしも手帳に鉛筆で
約束の日に「pizza」と書いておいた。

いつもならピンクのペンで華々しく書くんだけどね。