恋しくなったら
なにか寂しくなったわけじゃないけど
わけもなく実家に帰りたくなり、そして○年前の電話越しの祖母の声を
懐かしく再現してみるとき
一人でこっそり入るお店。
こっそり入るには似つかわしくなく
がやがやしているのだけど
だけど、それは心苦しい声でもなく
クラブのような、大音量のなかでも寂しさを呼び起こす音でもなく
あったかいおばちゃんたちの声だから
ほっと落ち着く。
ちょっと心配してくれたり、話がしたいときだけ答えてくれる。
なんだろう、ほっといてほしいけど、でもやっぱり構ってほしいときに
ちょうどよい距離感を保てる人たちに囲まれることで
生まれる安心感のような・・・。
今日頼んだのは、
これまた、祖母と食べるかのような和食。
しゃけの脂のお汁が滴れ
こういう脂肪分はおいしいんだなぁってーって
一人で味わうお昼。
このお店は一人もしくは二人で行きたい。
もっともっとお店が狭かったらいいのに。
教えたくないけど自慢したい小料理屋
若狭 港区赤坂2丁目18−2