ゆっくり過ごす日曜の朝。

外はちょっと寒そうで、なんとなく出たくない。
一日の予定は特になく、だらだらいているだけがその日の予定なのに
なぜか早く目覚めてしまい、
だけどふわふわの布団の中でのんびりできる、そんな朝。
時間の感覚はなく、いつまでもこうしていたいと思う気持ち。

すごく好き。



近くの家で飼われているコーギー
撫でているとき。
わたしが近づいていくと「なでて」と言わんばかりに
お腹を見せてじゃれてくれる。

だけど、飼い主が家の中から出てくると
私の隣で罰の悪そうな顔をして、上目遣いに飼い主を見るコーギーの姿。

とっても愛らしい。
いとしいくらい好き。







この前、雨が降った。
雨は雨でも、自然現象ではなく、私生活での雨。

この前といっても、かなりたつのに、
雨降って地固まるというのに、
雨はやがて大雨となり、そして止まることがないくらいになり
そのうち表面上は止んだようになった。

雨が降って堰き止められていた何かが流れることもなく、
何かがなくなったような空虚感。
答えは出ていると分かっているような分かっていないような混乱状態。
諦めなのか、開き直りなのか、
だけど幾つかの言葉だけで自分の気持ちを片付けたくないような、
そんな気分。



こういうときは自分の好きな場所で、好きなことをする。
おいしいカフェラテとシナモンロールと、
喧騒の中においてでさえ一人の空間を提供してくれるカフェ。

とても好き。



そこで、好きな小説よんだり、昔の手帳を眺めたりする。

今回、手帳を見ていて新しい発見があった。それは、ある人の出会いが4年前の11月1日だったこと。
4年も経つのかという驚きとともに、4年しか経っていないのにという寂しさ。

正直、驚きより、寂しさのほうがはるかに大きい。
この人生、当たり前だけど、ただのすれ違いで終わる人もいれば、深く親しくなれる人もいる。
11月1日の人はどっちだったかといえば、今となれば前者なのかな。
もし可能ならば後者になったらいいのに。

なんてことを思いながら
カフェで過ごした後、

街を散歩する。

少子化を疑問に思うくらい、ベビーカーをひく、たくさんの夫婦。
そして、60歳過ぎと思われるおじさんたちが、奥さんが買い物をしている間、
店の外でコーギーゴールデンレトリバーと待っている姿。

彼らを見ながら
ホントこの街は平和だなぁと思う。





やがて朝降っていた雨は上がって
ちょっとひんやりしているけど、これくらいの気候が本当気持ちよい。

雨のあとの晴れ間もいいもんだなぁ。

なんだか空気が新鮮だもの。